初めまして、私が身長2メートルのグリーンフィールドです。
本人が私にそう言いましたので此処に書き込みます。手にしているのは小さな筒で、今年はこのボックス、筒や箱などの物を総称してボックスと呼んでいます、
この写真は順番から言うと一番最後になるのですが、説明のし安すさから先頭に持ってきました。グリーンフィールドさんは前回ボールペンを作っていたのですが、
今年はボックス何れにしても小物が好きなようです、が本人は自宅にレギュラーサイズのろくろマシーンを持っています。
移動のデモンストレションの時は特に選んで小物制作をします、其の方が荷造りに手間が掛からないのです。
先ずは、ろくろのベンチからセッティングこのベンチにも氏の細かな工夫が成されていて其の仕掛けは日本人好みに思えます、
小物が得意と言うことは日本の伝統芸に通じる考えがあるのかも知れません。トコトン素材を無駄にしないように工夫して来た日本の職人の粋。
この粋は世界共通であり職人達の向上心からきたものである。
コンパクトに好く整理整頓された氏のスタイル。
彫刻刀を入れるケース、その上に頻繁に使う小物類これらも手の届く範囲に設置されていて無駄な動きはしないように考えられている、
と言っても身長2メートルなので結構幅は広い。
白いボックスは木の削りかすを落とし込む物であるが、このボックスが一杯になるのにはもの凄い数の製品を作らなければ一杯にはならないのである、
何しろ作っている物はミニチュアの部類にはいる物なので、其処から出るゴミもミニチュアクラス全て小さいのである。
彫刻刀は幅が8ミリから11ミリのミニサイズを作るのに適したサイズである、
作っている物がミニチュアで其れ用の彫刻刀だと長時間のプロの使い方には適さず1つ上のサイズで長時間刃を持たせているのであるが、
これはあくまでもグリーンフィールドさんの場合である。
彫刻刀のターンテーブルも氏の手作り、自分がいかに使い安い様にするかが決め手である。
簡単明瞭が整理整頓のヒント。
道具箱も素材で一杯、こう考えてみるとミニチュアの世界も面白い、製品がミニなので全てが小さくとてもコンパクト。
素材は、ひび割れなどをチェックし1本のシリンダーに削って大きな部品から作り始めるのが良い考えである。
ボックス本体の印篭の部分を削りだしているところ、大きな部品から作る利点は、この後失敗又はヒビなどが見付かった場合小さくして、
蓋などに変更が出来るからである。
本体の肉厚に注意しながら内から外へ削り込んでゆく内部の工作であるが、一番の肝は繋ぎの爪の処である。
これは、蓋の制作であり本体の半分くらいの大きさからスタート。
ノギスで印篭の繋ぎの部分をキッチリ精密にはかり誤差の出ないようにするのが、一番大切な工作である。
そして、蓋の外側てっぺんの仕上げである。
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GEOFF GLEEN FIELD
newzealand woodturner part8   ニュージーランドのウッドターナー その8